Claude Codeのキーボードショートカット完全ガイド
Claude Codeで使える全キーボードショートカットを体系的に解説。基本操作からカスタマイズ、Vimモード、スラッシュコマンドまで、開発効率を最大化する方法を紹介します。
🎯 この記事で学べること
- 1Claude Codeの基本ショートカットを使いこなせるようになります
- 2権限モードやモデル切り替えを素早く操作できるようになります
- 3スラッシュコマンドの全体像を把握できます
- 4keybindings.jsonでショートカットをカスタマイズできるようになります
- 5Vimモードやターミナル競合への対処法がわかります
読了時間: 約15分
マウスなしでClaude Codeを操る
こんにちは!今日はClaude Codeのキーボードショートカットを体系的に学んでいきましょう。
Claude Codeを使い始めたばかりの頃、こんな経験はありませんか?
「ツールの実行許可ダイアログが出てきたけど、マウスでボタンを押すしかないのかな...」「モデルを切り替えたいけど、メニューはどこだっけ?」「入力を複数行にしたいのに、Enterを押したら送信されちゃった...」
実は、Claude Codeにはこれらをすべてキーボードだけで操作できるショートカットが用意されています。しかもかなり豊富です。
この記事では、公式ドキュメントの全アクション一覧を網羅しつつ、実務で本当に役立つショートカットを優先度順に解説します。最後にはカスタマイズ方法やVimモードまでカバーするので、自分好みの操作環境を構築できるようになりますよ。
基本ショートカット(必須編)
まずは日常的に最も使う基本操作から。Claude Codeはターミナルベースのツールなので、一般的なターミナルショートカットの多くがそのまま使えます。
一般的なコントロール
| ショートカット | 動作 | 補足 |
|---|---|---|
Ctrl+C | 現在の生成を中断 | Claude が応答中に使用。入力中はプロンプトをクリア |
Ctrl+D | Claude Codeを終了 | セッションを終了してターミナルに戻る |
Escape | 現在の操作をキャンセル | 確認ダイアログの拒否、メニューの閉じなど |
Esc x2 | rewind / summarize | セッション管理UIを開く |
Ctrl+Cは最も使用頻度の高いショートカットです。Claudeの応答が長くなりすぎたり、方向性がおかしいと感じたら、すぐにCtrl+Cで止めて指示し直しましょう。待つ必要はありません。
テキスト編集
Claude Codeの入力欄はEmacs系のキーバインドに対応しています。ターミナルショートカットと共通するものが多いです。
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Ctrl+A | 行の先頭に移動 |
Ctrl+E | 行の末尾に移動 |
Ctrl+U | カーソルから行頭まで削除 |
Ctrl+K | カーソルから行末まで削除 |
Ctrl+Y | 直前に削除したテキストを貼り付け(yank) |
Ctrl+W | カーソルの前の単語を削除 |
Alt+B | 1単語左へ移動 |
Alt+F | 1単語右へ移動 |
Alt+Backspace | 前の単語を削除 |
Ctrl+Uで入力全体をクリアするのは特に便利です。長いプロンプトを書き直したいとき、全選択して削除するより圧倒的に速いです。
複数行入力
デフォルトではEnterキーでプロンプトが送信されますが、複数行の入力も可能です。
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Shift+Enter | 改行を挿入(送信しない) |
\ + Enter | バックスラッシュの後にEnterで改行 |
Ctrl+J | 改行を挿入 |
Enter | プロンプトを送信 |
コードスニペットやJSON構造を含むプロンプトを書くときは、Shift+Enterで改行しながら整形すると、Claudeに意図が伝わりやすくなります。
操作モード切り替え
Claude Codeの真価を発揮するのが、権限モードやモデル切り替えのショートカットです。これらを覚えるだけで操作スピードが格段に上がります。
権限モード切り替え
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Shift+Tab | 権限モードをサイクル切り替え(Normal → Auto-accept → Plan) |
Alt+M | Shift+Tabと同じ |
各モードの特徴:
- Normal: ツール実行前に毎回確認を求める(デフォルト)
- Auto-accept: ツール実行を自動で許可する(高速だが注意が必要)
- Plan: コードを変更せず、計画だけを立てるモード
Auto-acceptモードはファイルの変更やコマンド実行を自動で許可します。信頼できるプロジェクトで、Claudeの動作パターンを把握してから使いましょう。
モデル・思考モード
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Cmd+P / Alt+P | モデルピッカーを開く(モデル切り替え) |
Cmd+T / Alt+T | 拡張思考(Extended Thinking)のトグル |
Ctrl+O | 詳細出力トグル(ツール使用の詳細表示) |
Ctrl+T | タスクリストの表示切り替え |
複雑なアーキテクチャ設計や難しいバグの調査にはCmd+Tで拡張思考をONにすると、Claudeがより深く考えてくれます。簡単なタスクではOFFにしてレスポンス速度を優先しましょう。
macOSでOptionキーがAlt(メタキー)として機能しない場合は、ターミナルの設定変更が必要です。
iTerm2: Preferences → Profiles → Keys → Left/Right Option key を「Esc+」に変更
Terminal.app: 設定 → プロファイル → キーボード → 「Optionキーをメタキーとして使用」にチェック
VS Codeターミナル: settings.jsonに"terminal.integrated.macOptionIsMeta": trueを追加
コマンド履歴と検索
過去に入力したプロンプトを再利用する方法です。
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
↑ / ↓ | 履歴を前後に移動 |
Ctrl+R | 逆順インクリメンタル検索 |
Ctrl+Rの使い方
Ctrl+Rはコマンド履歴の中からキーワードで検索できる強力な機能です。
- ①
Ctrl+Rを押して検索モードに入る - ②キーワードを入力すると、マッチする過去のプロンプトが表示される
- ③
Ctrl+Rを再度押すと、さらに古いマッチに移動 - ④
TabまたはEscで検索結果を確定(入力欄に展開) - ⑤
Enterでそのまま送信
「さっき書いた長いプロンプトをもう一度使いたい」というとき、Ctrl+Rで一部のキーワードを入力するだけで見つかります。上矢印キーで一つずつ遡るより圧倒的に速いです。
確認ダイアログのショートカット
Claude Codeがツールを実行する前に表示される確認ダイアログにも、専用のショートカットがあります。
| ショートカット | 動作 |
|---|---|
Y / Enter | 実行を許可 |
N / Escape | 実行を拒否 |
Ctrl+E | 権限の説明をトグル表示 |
Shift+Tab | 権限モードをサイクル切り替え |
← / → | タブ(オプション)の切り替え |
確認ダイアログでCtrl+Eを押すと、なぜその権限が必要なのかの説明が表示されます。よくわからないツール実行が要求されたとき、まずこれで確認すると安心です。
スラッシュコマンド一覧
Claude Codeではプロンプト欄に/で始まるコマンドを入力できます。ショートカットと組み合わせることで、さらに効率的に操作できます。
よく使うコマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/clear | 会話履歴をクリアしてセッションをリセット |
/compact | 会話全体を要約してコンテキストを圧縮 |
/cost | 現在のセッションのトークン使用量・コストを表示 |
/diff | 前回のgitコミットからの変更差分を表示 |
/help | ヘルプ情報を表示 |
セッション管理
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/rewind | 過去のターンに巻き戻すUIを表示 |
/fork | 現在のセッションを分岐 |
/resume | 過去のセッションを再開 |
/context | コンテキストファイルやURLを追加 |
/rewindと/forkの詳しい使い方は、Claude Codeのrewindとfork:セッション管理を極めるで解説しています。
設定系コマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/config | 設定を開く |
/permissions | 権限設定を表示・変更 |
/theme | テーマ(配色)を変更 |
/vim | Vimモードの有効化/無効化 |
/keybindings | キーバインド設定ファイルを開く |
/model | 使用するモデルを変更 |
開発支援
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/pr-comments | PR(プルリクエスト)のコメントを確認 |
/review | コードレビューを実行 |
/security-review | セキュリティ観点のレビューを実行 |
サイドクエスチョン
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/btw <質問> | 会話履歴に残さずにサッと質問する(サイドクエスチョン) |
/btw(By The Wayの略)は会話の文脈を把握したまま、履歴を汚さずに質問できるコマンドです。「ところで(by the way)...」と横から聞くイメージですね。Claudeが作業中でも割り込んで使えます。「さっきのファイル名なんだっけ?」のようなちょっとした確認に最適です。
/btwの特徴をまとめると:
- 作業中でも使える:Claudeがレスポンスを生成中でも、独立して実行される
- 履歴に残らない:質問と回答はオーバーレイ表示され、会話履歴には追加されない
- ツールは使えない:既にコンテキストにある情報からのみ回答する(ファイル読み取りやコマンド実行は不可)
- 1回限りの応答:フォローアップのやり取りはできない。対話が必要なら通常のプロンプトを使う
- 低コスト:親会話のプロンプトキャッシュを再利用するため、追加コストは最小限
回答はSpace、Enter、またはEscapeで閉じてプロンプトに戻れます。
/btwはサブエージェントの逆の関係にあります。/btwは会話の全文脈を見れるがツールは使えない。サブエージェントはツールを使えるが空のコンテキストから始まる。「今のセッションでClaudeが既に知っていること」を聞くなら/btw、「新しく調べてほしいこと」ならサブエージェントを使いましょう。
その他
| コマンド | 説明 |
|---|---|
/fast | 高速モードのトグル(同じモデルで出力速度を優先) |
/plan | プランモードのトグル |
/doctor | 環境の問題を診断 |
ショートカットのカスタマイズ(keybindings.json)
Claude Codeのキーバインドは、設定ファイルで自由にカスタマイズできます。
設定ファイルの作成
/keybindingsコマンドを実行すると、キーバインド設定ファイルが開きます。ファイルの場所は以下の通りです:
~/.claude/keybindings.json
設定ファイルの構造
{
"context": "input",
"bindings": {
"ctrl+l": "clear",
"meta+s": "submit",
"ctrl+shift+k": "kill-line"
}
}
- context: キーバインドが有効なコンテキスト(
"input"で入力欄での操作を指定) - bindings: キーの組み合わせとアクションの対応表
キーストローク記法
設定ファイルで使えるキーの表記方法です。
| 記法 | 意味 |
|---|---|
ctrl+k | Ctrl + K |
shift+tab | Shift + Tab |
meta+p | Alt/Option + P(macOSではOption) |
ctrl+shift+c | Ctrl + Shift + C |
特殊キーの名前:
| 記法 | キー |
|---|---|
escape | Escape |
tab | Tab |
enter | Enter / Return |
backspace | Backspace / Delete |
up / down / left / right | 矢印キー |
space | スペース |
実践例:よく使うカスタマイズ
{
"context": "input",
"bindings": {
"ctrl+l": "clear",
"meta+enter": "submit",
"ctrl+shift+p": "model-picker"
}
}
アンバインド(無効化)
既存のキーバインドを無効にしたい場合は、nullを指定します。
{
"context": "input",
"bindings": {
"ctrl+k": null
}
}
Ctrl+CとCtrl+Dはターミナル自体が処理する予約済みショートカットのため、keybindings.jsonで上書きすることはできません。
Vimモード
Vimユーザーのために、Claude CodeにはVimモードが用意されています。
有効化
/vim
/vimコマンドを実行するとVimモードがトグルされます。有効にすると、入力欄でVimのキーバインドが使えるようになります。
主要なVim操作
モード切り替え:
| キー | 動作 |
|---|---|
Esc / Ctrl+[ | ノーマルモードに戻る |
i | カーソル位置でインサートモードに入る |
a | カーソルの右でインサートモードに入る |
I | 行頭でインサートモードに入る |
A | 行末でインサートモードに入る |
o | 下に新しい行を挿入してインサートモード |
O | 上に新しい行を挿入してインサートモード |
ナビゲーション(ノーマルモード):
| キー | 動作 |
|---|---|
h / j / k / l | 左 / 下 / 上 / 右 |
w / b | 単語の先頭に進む / 戻る |
e | 単語の末尾に進む |
0 / $ | 行頭 / 行末 |
gg / G | 先頭行 / 最終行 |
編集(ノーマルモード):
| キー | 動作 |
|---|---|
dd | 行を削除 |
yy | 行をコピー |
p | 貼り付け |
u | アンドゥ |
Ctrl+R | リドゥ |
x | カーソル位置の文字を削除 |
cw | 単語を変更 |
keybindingsとの相互作用
VimモードのキーバインドはClaude Codeのデフォルトキーバインドより優先されます。ただし、Vimモードでもインサートモード中はClaude Code側のショートカット(Ctrl+C等)がそのまま使えます。
Vimモードとkeybindings.jsonのカスタムキーバインドを組み合わせることで、自分だけの最適な操作環境を構築できます。ただし、キーの競合には注意してください。
トラブルシューティング
予約済みショートカット
以下のショートカットはターミナル(シェル)が直接処理するため、Claude Code側で変更できません。
Ctrl+C— プロセス中断(SIGINT)Ctrl+D— EOF送信(終了)Ctrl+Z— プロセス一時停止(SIGTSTP)
ターミナルマルチプレクサとの競合
ターミナルマルチプレクサを使っている場合、プレフィックスキーとClaude Codeのショートカットが競合することがあります。
| ツール | プレフィックス | 競合する可能性のあるキー |
|---|---|---|
| tmux | Ctrl+B | 単語移動のCtrl+Bと競合 |
| screen | Ctrl+A | 行頭移動のCtrl+Aと競合 |
対処法:
- マルチプレクサのプレフィックスキーを変更する(例: tmuxで
Ctrl+BをCtrl+Sに変更) - またはClaude Code側のkeybindings.jsonで代替キーを設定する
tmuxとの効率的な連携については、cmuxでAIコーディングを加速するも参考にしてください。
macOS Optionキーの設定
macOSでAlt系ショートカット(Alt+B、Alt+F、Alt+Mなど)が動作しない場合、ターミナルの設定でOptionキーをメタキーとして認識させる必要があります。設定方法は「操作モード切り替え」セクションのHintを参照してください。
/doctorで環境を診断
何か動作がおかしいときは、/doctorコマンドを実行してみましょう。Claude Codeの環境設定に問題がないかを自動で診断してくれます。
理解度チェック
Q1: 複数行入力
Q2: 権限モード切り替え
Q3: ショートカットのカスタマイズ
まとめ
今回はClaude Codeのキーボードショートカットを体系的に学びました!
覚えておきたいポイントをまとめます:
| カテゴリ | 最重要ショートカット |
|---|---|
| 基本操作 | Ctrl+C(中断)、Ctrl+D(終了)、Escx2(rewind) |
| テキスト編集 | Ctrl+U(行クリア)、Ctrl+K(行末削除)、Ctrl+Y(yank) |
| 複数行入力 | Shift+Enter(改行) |
| モード切り替え | Shift+Tab(権限モード)、Cmd+P(モデル切替) |
| 履歴 | ↑/↓(履歴移動)、Ctrl+R(検索) |
| 確認ダイアログ | Y(許可)、N(拒否) |
まずは基本操作とモード切り替えの6つだけ覚えましょう。それだけで日常の操作効率が大きく変わります。慣れてきたらテキスト編集やカスタマイズに手を広げていけばOKです。
ショートカットに慣れてきたら、セッション管理(rewind/fork)やターミナルショートカットもあわせて学ぶと、ターミナルでの作業効率がさらに向上しますよ!
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